オンライン教育の内容には、各学校(大学、機関)が公開しているOCW(オープンソースウェア)とオンライン講座、動画配信サービスなどがあります。
すべてオンライン(Web)上で行われているため違いがわかりにくいですが、1つ大きな違いがあります。
それは「講義の履修証明が出るか否か」です。
現在のところいずれのオンライン講座(教育)に関しても正式な単位としては認められていませんが、履修証明のあるものは自己PRとして利用できる可能性があります。
アメリカではすでにその動きがでており、正式な単位として認められるための権威付けの“認証”システムが開発されています。
以下に各サービスの特徴をまとめてみましたので、自分にあったオンライン教育のサービスを探してみてもよいでしょう。
OCW/オープンコースウェア
Open course Ware。各高等教育機関で正式に提供された講義や関連資料(講義ノート、シラバス)をオンラインで無料で公開、提供している。
最近では動画を利用した講座も多く、世界的に名門大学の最先端の学問を無料で学べる。
いつでも受講可能で専門的な知識をあまり必要としない内容の講座もあるので、一般の人にもおすすめ。
ただし履修証明は発行されないので教養として学んだり、情報量を増やすのに向いている。
オンライン講座/MOOCs
Massive Open Online Courseのことで「大規模公開オンライン講座」といったところ。
東京大学が参加するCoursera(コーセラ)や京都大学が参加するedX(エディックス)などがある。
受講は登録制になっていて講座は何回かに分けて行われ、期末(履修)試験も行われる。
そのため最終試験に合格すれば「履修証明」が発行される。
無料で受講できるコースと有料のコースがある。
実際の大学の講座と同等レベルで本格的に勉強したいけど金銭的に制約のある人にはオススメ。
登録者は世界中で225万人(Coursera)を超えるが、実際に履修し終えた人は7~9%に留まっているとのデータがある。
本気で勉強したい人は履修する価値あり。
動画配信サービス
TEDに代表されるYou Tubeや独自の動画配信サービスを利用して、実際の講演や講義の内容を公開している。
You Tubeに公式チャンネルを開設している団体も多い。広義ではオンライン教育の主力を成している。
大学では動画とテキストを公開することで、リアルな講座を受講するようなシステムを取り入れている。
You Yubeで公開されているものは学習の補助教材として活用されるものがほとんど。